なるべく薬は使わずに、なるべく自然に近い形で...

    なるべく薬には頼らず自然が本来持っている力を尊重しよう。

  

    有機農法などでは、必ず使われる言葉、又は理念です。

 

    ほとんどの方が同意されるのではないでしょうか。

 

    そして鍼灸の治療行為はまさしく同じことを目指しています。

 

           身体が本来持っている自然治癒力を最大限発揮できること、

 

    そのお手伝いをするのが鍼灸です。

 

    よく非科学的との批判を受けますが、まったくそんなことはありません。

 

    身体は必ず体調の変化の兆しを合図しています。

 

    それは空の雲などがこれからの天気の移り変わりを示しているのと同じです。

 

    脈を診て速いのか遅いのか、強いのか弱いのか、足を触って暖かいのか、

  

    冷たいのか、お腹を触って硬いのか柔らかいのか舌はどうか、爪はどうか

 

    肌のつやはどうか等々、先人たちが膨大なる経験とともに確認してきた

 

    身体の発する沢山の合図があります。 その一つ一つを丁寧に見ながら

 

    お一人お一人に合う完全オーダーメイドの治療を進めていきたいと思います。